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冴えない彼女の育てかた♭ 第0話「恋と純情のサービス回」感想 出海ちゃんの最高到達点だ!

f:id:shutoragira:20170407001118j:plain ©2017 丸戸史明深崎暮人KADOKAWA ファンタジア文庫刊/冴えない♭な製作委員会

帰ってきたんだなー、心が晴れました。アニメ冴えないヒロインの育て方♭ ネット配信限定の第0話が配信されました!アマゾンプライムビデオで先行配信中です。

第一話の記事はこちら。

animewalk.hatenablog.jp

こんな記事 を書き終えた後に視聴したから、僕は歓喜に満ちました。素晴らしいです。亀井監督絵コンテ回なだけあって、絵にこもった熱量と演出を受けて、冴えカノがクオリティをあげて帰ってきたなーと実感。

【caution!】ネタバレ注意! 気になったことや感想をざっくばらんに記します。この先の原作部分のネタバレは行わない方針ですが、悪意なくネタバレしてしまう可能性もあります。ご容赦ください。

感想になるので文体が砕けます。(記事によって文体を変える実験中)

アニメ第0話として

見事でした! ずっと待ち続けていたファンへの報いとしては十分すぎる出来栄えで、予想を超えてきたと満足。

第1期の第0話は本放送だったのですが、第2期はネット配信に変更。これは英断だと思います。ファンでない一般視聴者の中から不評があったから。僕の友人なんかは逆に関心して第1話を楽しみに待っていたのですが。

それにしても、第0話「恋と純情のサービス回」は良かったです。初見の人の鑑賞にも耐えうる――特に肌色要素で――ものじゃなかったかなと思う。

トーリー

原作者丸戸史明の脚本であるから、とても冴えカノらしく、それでいてアニオリとして十分な完成度です。脚本もどんどん上手くなっている。

冒頭のメタ自虐自慢とお色気で視聴者の気を釣り、前半のヒロインたちとの交流パートから、後半の創作パートへの流れはもはや王道。最後に恵と倫也の二人だけの世界を表し、出海の決意とメタ発言でオチ。洗練されてて、唸りましたね。

ちょっと余談。倫也含めてみんなお洒落してて良かったです。キャラの色などを考慮しながら、お洒落であるのは難しい。良いアニメの指標の一つになると思う。倫也も女の子に囲まれる日常から、服を気にするのも当然な感じだし、なにより恵が服好きなのでね。

各キャラクターたち

やっぱりキャラクターが最大の魅力な作品ので、こちらもキャラを引き合いに感想を語らねば。

「女の子の肌を綺麗に描くことに、こだわらなくなった原画家に、なんの価値があるっていうのよ!」

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実は第二の主人公?。出番多くて、ヒロインの中で台詞も一番多い英梨々。だからか一番印象が薄かった。それは倫也と一緒で、他のキャラを引き立たせる役回りが多いから、というのが僕の考え。

倫也と共にサークルの中心に立って、みんなと掛け合いをするやっぱり第二の主人公。

親友加藤との掛け合いがふえて、第2期は英梨々の重要性がとっても高まります。

「私が今日のこの時間のために、いくら投資したと思っているの?」

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当代きってのエロインにして印税万歳。メタ発言で物語の幕を開ける詩羽先輩。

ほんといくら印税を費やしていることか、冷めた風してサークル活動を一番楽しんでいるのは、詩羽先輩だと思います。

ほんとに詩羽先輩と英梨々のコンビがいるから、この作品に華があるんだなあ。

「あたしだって一応、このblessing softwareのメンバーだよ」

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美智留の水着が一番好きでした。

おなじみのプロレス技はあったものの、今回はエロインではなくクリエイターとしての美智留がメインでした。彼女もまた天才クリエイターなのだなって、真面目になった時のギャップが大きな魅力って再確認。

加藤と英梨々並みに、詩羽と美智留のカップリング――この表現は正しいのか?――が好きですが、ちょっとずつ描写されてきましたね。美智留は結構好きなキャラなので、アニオリ部分で出海ちゃん同様輝かせて!

「私のキャラソン始まってるんだから静かにしてください!」

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冴えない彼女の育てかた♭ #0 恋と純情のサービス回 

今回のMVPは出海ちゃん。ほんとに魅力的だったし、それを初めて痛感した。キャラクターが立ってた。アニメで見るとすごく分かる。

2期から出番が増え(それでも出番は少ないのだけど……)てくる出海ちゃんだけど、原作共々不遇なヒロインだ。それを補うかのように、0話では彼女の持てる全ての記号を使ってきた。

英梨々に対して挑発的な態度や、そのプロポーション。なにより本物のクリエイターたちを前にして触発されるその過程なんかは、原作で欠けていた要素だった。声がついて、絵が動くことでこんなに魅力的になるとは、恐れ入りました。

落ちも担当する活躍で、この0話が僕にとって波島出海の最高到達点だった。

「それ以前に友達だよね、親友だよね、英梨々?」

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我らがメインヒロイン加藤。今回も虚ろ目や見切れ、引きの絵でないと顔をまじまじと見る事のできない縦横無尽の活躍。今後も目が離せない。

柔らかい声はやっぱり魅力的で、アニメ効果の恩恵を一番受けているのは1期の頃から相変わらず。

詩羽の勘繰りを見破るオチ要員としても健在。常にサークル全体を見ているのが恵らしさだね。英梨々との掛け合いのなかにも毒気があったり、変わっていく彼女をこうしてアニメで見れるのは、幸せです。

なんといっても最後の倫也との掛け合いは、二人の絶妙な距離感で胸がキュンキュンする。ここが他にはない冴えカノの強い魅力。

「頼りにしてるよ、プロデューサー」
「そっちの働きにかかってるぞ、スクリプト補佐」
「作品の出来を決めるのはあなただよ、ディレクター」
「最後に輝くのはお前だぞ、メインヒロイン」

「頑張ろうね」
「俺たちが頑張らなくてどうするよ」

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リピート、リピート。互いを呼び合う言葉の優しさに、じんわり心が温まる。

「あんだけ凄いメンバーを集めたんだ、大変なのは覚悟の上さ」

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僕はやっぱり倫也がすごく気になる。だからキャラクターの一人として数える。

原作だと一人称であるから、彼の視点からすべてが語られる。アニメでははある程度の客観性が得られるので、キャラクターとして見やすい。

ヒロインを引き立たせる存在ではあるけど、松岡禎丞さんの好演で面白いキャラクターとして見れる。美智留と同じで、真面目さのギャップを表現するとき声が付くのが大きい。

3人のクリエイターの作業を目の当たりにして、恵と顔を合わせ微笑みあう場面なんか、一度目が合ってからの二度見の描写。細かくて良かった。

服装は背伸びしすぎない無難なおしゃれでしたから、びっくり。ジャケットの中に、アニメTシャツ着ると思ってた。なんだかちょっと残念な気分(笑)

おわり

本放送第1話は「冴えない竜虎の相見えかた」

外伝という名の実質的第8巻。一年前の英梨々と詩羽のファーストコンタクトを描いた話が収録されています。

最初にここを持ってくるということは、7巻まで突き進むのは確実だけど、あれ13話構成ですよね。0話をネット配信にしたのは、尺を稼ぐためですよね。8巻まで行くのかな? 

このあたりの構成も原作者の丸戸さんが関わってるから、より良く再構築するはず、原作ファンも新鮮な気持ちで、楽しみです!


TVアニメ『冴えない彼女の育てかた♭』#1「冴えない竜虎の相見えかた」予告映像

次回の記事です。

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