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アニメの歩きかた

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冴えない彼女の育てかた♭ 第5話「 締め切りが先か、覚醒が先か」感想 はじまる冬の空気

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冴えない彼女の育てかた♭ #5 締め切りが先か、覚醒が先か

第5話の感想記事になります。

前話の記事はこちら。

www.animewalk.site

【caution!】感想・考察記事です。ネタバレが含まれます。なお本記事はアニメ準拠につき、アニメより先の原作部分のネタバレはしない方向です。筆者のミスにより悪意無きネタバレが発生してしまう可能性もあります。ご容赦ください。

はじめに感想、冬の空気

ここから原作6巻の内容に入っていきます。表紙からわかる通り英梨々が主役になる回です。英梨々ファンの方お待たせしました。僕もずっと待っていた。

いよいよ当初からの目的。冬のコミックマーケットがやってきます。第二期にしてやっとゲーム制作にも終わりが見えてきた。物語は佳境に入ってきました。

――5話の感想――

始まりましたねー。冬コミ前の12月。この作品に流れている空気感にも、肌寒さが感じられる。いつもと変わらない淡々としたゲーム制作にある、ちょっとした違和感。ちょっと良くない雰囲気が、じっと胸のなかに染みてくる。

創作あるあるですが「物語の空気を季節をつかって表現する」というものがありますね。冴えカノはちゃんとそこを意図している。冬の空気です。

そして雪が降ったら……往々として大変なことが起こりますよね。

気にしているところ

1話目の今回はまだ語れないところが多いです。

――追記――
次回予告を確認したのですが、6巻の内容は次回6話で終了という事実が……!。じっくりやるものだと思ったら、これは巻いていますね。なるほどちょっとシリーズ構成が分かってきました。なるほど、この構成はありですね。

今こんなところを気にして観てます。7話感想への布石として。

  1. この違和感の正体は?多分、キャラ。
  2. またもや英梨々のモチベーションの話。
  3. 詩羽のいう「ふざけた事実」とは?
  4. 一番の爆弾は、安芸倫也
  5. 加藤恵の立ち位置。
  6. この作品の描く、クリエイター像。

ネタバレしてないですね。大丈夫。先に章タイトルを作ってから、何書くか考えるタイプです。うーん、7話はまた長い記事になりそうですね。

キャラクターたち

このエピソードで最も特徴なのは、キャラクターの変化・新しい一面がわかるところですね。

それではキャラで感想を。

「いいえ、それは信頼じゃない。ただ期待していないだけよ」

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冴えない彼女の育てかた♭ #5 締め切りが先か、覚醒が先か

怒れる詩羽先輩。いつもより毒気が強いのが印象だった。それは黒髪ロング枠に加藤という驚異が現れたからか?

詩羽先輩が核になって掛け合いが始まるのは、お約束。コミカルとシリアスの幅が一番わかりやすい。

前回の出来事で、吹っ切れたのでしょう。倫也に対するいじりだったり、メタ発言がいつも以上に鋭い。

さて、ところどころで倫也について、なにか"気付いている"。 そしてそれに腹を立てていました。

澤村英梨々を嫌いなはずの私のほうが、彼女の一番の理解者であるはずの貴方よりも、ずっと柏木エリを高く評価してるっていうふざけた事実によ

ふざけた事実とは一体どんなことだろう。クリエイター、私人として英梨々と倫也のことを知っている彼女にはわかっていること。ここをしっかり注目していきたい。

「たとえ那須高原でも、駆けつけるから」

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冴えない彼女の育てかた♭ #5 締め切りが先か、覚醒が先か

さて問題の冴えすぎている彼女。なんと告白をされる。それもそのはず黒髪ロングの加藤恵は可憐な美少女。そりゃ仕方ないよね、可愛いもんね。そしてあの分け隔てのないフラットさを知れば、モテるのも仕方がない。

サークルでの立ち位置でも随分と変わった。「あ、居たんだ」という扱いも懐かしい。それはそれで悲しいことだけど、彼女は順調にヒロインとして育っている。

とても印象的だったのが倫也との登校シーン。

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冴えない彼女の育てかた♭ #5 締め切りが先か、覚醒が先か

「週末は何かあったらすぐ連絡してね。たとえ那須高原でも、駆けつけるから」

ここ覚えておくように。

「倫也が期待してくれれば、できるよ」

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冴えない彼女の育てかた♭ #5 締め切りが先か、覚醒が先か

「冴えカノで誰が一番好き?」僕は澤村スペンサー英梨々と答えます。

どうして好きなんだろう。思うに英梨々ってとても複雑なキャラクター造形がされていて、物語を追うごとに色んな角度から光が当たっていく。そこが好きなんです。

“キャラが立っている"それは「強く・ぶれない」イメージを与えてくれるキャラ設定のことを指す。そんな意味だと考える。でもそれはあくまでキャラクターという記号で、形はできたけどぺらっぺらな張りぼてと言っていい。

“厚み"あってこそのキャラクター造形。それをするには「弱く・ぶれる」というキャラが立つのと逆のことをする。弱くてぶれて、矛盾するところに人間らしさを感じる。

どうでしょうか、この表裏一体こそが魅力的なキャラクター造形だと僕は考えます。この冴えカノはみんなそれができている。詩羽先輩や加藤。それに倫也だってキャラが立っていて複雑なんです。

その中で一番「強くてぶれない+弱くてぶれる」それが英梨々なのです。

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冴えない彼女の育てかた♭ #5 締め切りが先か、覚醒が先か

「あたし、あんたの書いたルート好き。大好き。
伏線とか全部すっとばした強引なハッピーエンドだったけど、すごく幸せな気分になった。だから書く、誰に何て言われようとも描き上げてみせる」
「ううん、あんたには言ってほしい。お前なら絶対にできるって、お前は本当は凄いんだって、天才なんだって。だから、描けって」

お前は、お前のやりたいようにやればいいよ

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冴えない彼女の育てかた♭ #5 締め切りが先か、覚醒が先か

さて今回一番、弱くてぶれていたのは主人公でした。

第5話に違和感を感じ取ったのは、安芸倫也の普段とは違う"消極性"な行動にある。

「帰ってくるよな?居なくなったりしないよな?」

那須高原へ行く彼女に対してなんて弱々しいことか。いつもと調子が狂っているのは、英梨々だけじゃなく倫也もだ。いや彼が変だ。彼こそが悪い。

安芸倫也という人間のパーソナルな部分。主人公のバックボーン(だいたい小学2年生の頃)にスポットがちらちらと当たっています。お気づきでしょうか。

この5~6話は澤村スペンサー英梨々の物語です。そして彼女の物語とはそれつまり「安芸倫也の物語」になっていきます。なんでかって、それは幼馴染だから。そして英梨々こそが「冴えない彼女」だからという僕の仮説があります。これに関しては後ほど記事にします。

アニメ準拠の感想記事ゆえ、まだ語らないほうがいい部分が多くて、難儀しています。

ただ一つ言えるのは、彼は大きな間違いを犯したこと。

終わり

今回は薄く書きましたが、ちょっと遅れが目立ちますね。放送後1日以内にあげていかないと。

今回なんだか冴えカノの底力を感じましたね。ながながとゲーム制作を描いてきたこの物語ですけど、その積み重ねがいろんな絡まりかたをして複雑になっている。本当に楽しみです。

それではまた次回。

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